今回の短歌セミナーでは、受講者の作った短歌について、他の受講者が意見を出し合った後、講師から丁寧なアドバイスがありました。この他、与謝野晶子の『みだれ髪』の代表的な歌の説明がありました。

第2回の晶子入門講座は、17名の方にご参加いただき開催いたしました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を考慮し、例年より行き先・時間などを大幅に変更しての文学踏査となりました。 阪堺電車を利用し、手作りの「旅のしおり」と「マップ」を手に、晶子倶楽部会員による解説を聞きながら、晶子が生まれ育った堺の街をめぐりました。

今回の「短歌を楽しむセミナー」では、短歌づくりの視点を定めるコツや決まり事などの解説に加え、講師が受講者に対し、作った短歌への想いを聞き取ったうえで、具体的なアドバイスをするなど、少人数ならではの一人ひとりに寄り添ったセミナーとなりました。

第1回目の晶子入門講座は新型コロナウイルス感染症対策のため定員20人での開催となり、事前申込みの19名の方にご参加いただきました。講義の前半は、晶子が「新少女」に連載した作品中「紀州のおふかさん」を原文とともに鑑賞しました。また、後半では、大逆事件と新詩社、特に与謝野鉄幹とのかかわりの中で晶子にとっての大逆事件への恐怖・憤りなどについて具体的な解説がありました。