一泊文学踏査バスツアー(福井方面)「晶子・鉄幹の旅 福井・越前武生を訪ねて」を8月24日(火)〜25日(水)に開催しました。
武生は国府がおかれ、紫式部が滞在した古い歴史の街です。1996年には紫式部公園も整備されました。
今回の旅は、晶子・鉄幹の訪れた毫摂寺等で所蔵掛け軸などを拝見したり、晶子文学の出発でもある「源氏物語」紫式部ゆかりの越前武生の史跡めぐりや福井の歌人・橘曙覧(たちばなあけみ)記念文学館などを巡りました。
暑い日でしたが、晶子が宿泊した開花亭にて晶子・寛の短冊に書かれた短歌や、晶子の掛け軸の短歌も拝見しました。
掛け軸の短歌
松立てる安宅の砂丘その中に清きは文治三年の関 晶子
短冊の短歌
小女子の涼しきけはいしたるをば月よりこしと思いけるかな 晶子
かたすみのむしろを巻けば四つ五つ墨汁のごとはぬるこほろぎ 寛 |